2015年8月24日
8月も末・・・暑さもすこしはうちばになってきましたね。
一昨日は服飾関係のお仕事をしている友人のおうちに遊びに行きました。
「ここは雑貨屋さん?」
というくらい、どこもかしこもかわいくて おしゃれなおうちでした。
そこで開かれたのは、秋の素材を集めての撮影会。
かわいらしいバスケットやアルミ缶から次から次へと出てくる
よく出来た造花の数々・・・
友人がひょいとつかんで出してくる度、私はそのかわいさに目を丸くしたのでした。
その中でも、私がひときわ愛でていたのは松ぼっくり。
田舎育ちの私としては、懐かしい限りです。
小学校の裏山でへびイチゴを採ったこと、
草ぶえを吹き、花や土や石で想像力豊かに遊んだこと、
とうもろこしのひげを引き抜き 落としながら歩いて
ヘンゼルとグレーテルごっこをしていたこと、
田んぼのふちにある土のうのビニールを傘で破り、
畑の中で映画撮影ごっこをし、
よそのお宅の庭のユスラウメを採って食べながら登下校していたこと等々・・・
幼い頃の記憶が懐かしく思い出されたのでした。
想像力に任せ、自覚もないまま悪さばかりしていたあの頃・・・
きっと、大人は見て見ぬふりをしていてくれたのでしょう。
いたずらな小鳥がついばんだくらいに思っていてくれたのかもしれません。
大人たちのやさしさに支えられ、私も大人になることが出来ました。
ありがたいことです。
そういえば、うちの父は庭の柿の木の実を「鳥が食べにくるから」と言って、
毎年すこし残して収穫しています。
そんな風に喜びも迷惑もみんなで分け合って、世界は回っているのかもしれません。
お金なんてなくても充分に遊べたあの頃。
その経験は今となっては私の宝物です。
何かとハンドメイドが好きなのは、きっとそのせいなのでしょう。
それにしても、「作る」ことをお仕事にしている方はビジュアルというものにめっぽう強い!
凡人の私は友人のセンスや記憶力に感心してばかりなのでした。
普段は触れることのないお仕事(の一環)をしている友人の一面を見られて、
なんだか嬉しい一日でした。
写真は、作業中の一枚。許可をいただいて載せました。
手作りの棚には、かわいらしいリボンがぎっしりなのでした。